北区の東側、荒川に沿った地域を歩きます。北区は23区の北部に位置し、人口351,278人、面積20.61㎞²の区です。区は武蔵野台地と沖
積平野で成り立っています。今回は沖積平野を主に歩きます。志茂、岩淵、赤羽と特徴的な街並みを見学しましょう。荒川の堤防上の
知水博物館では、荒川の治水の歴史を学ぶことができます。
〔見学コース〕
S東京メトロ南北線志茂駅→①日本化薬研究所・工場→②小柳川公園→③西蓮寺→④熊野神社→⑤旧岩淵水門→⑥知水博物館
→⑦八雲神社→⑧小山酒造趾→⑨正光寺→⑩宝幢院→GJR京浜東北線赤羽駅
〔地域の概要〕
(1)北本通りに面している志茂四丁目・五丁目ではあるが、町の中は細い一本道(古い往還)や路地が残る静かな町である。駅の近くに志茂銀座商店街があるが店舗は散在している。駅から離れると低層のアパートや戸建て住宅だけになる。
(2)隅田川辺りには規模の大きい化学工場の研究所・工場がある。ゴム関係の工場もあったが、川口へ移転して、大きなマンションが建設された。
(3)東京の町を水害から守るために荒川放水路(荒川)を掘り、洪水が隅田川に入らないよう岩淵水門を閉めて荒川放水路へ誘導した。以来、荒川からの洪水は激減した。
(4)岩淵の町は古く宿場町で旧家もあり、神社や寺院もあって町に誇りを持つ住民も多い。岩淵町の地名が消えそうになったが、住民運動で岩淵町が存続することになった。
(5)1980年代までは新河岸川では、上流の板橋区新河岸、舟渡、小豆沢、北区浮間にある工場や油槽所へ、石油製品や工場の中間製品、完成品を船によって運搬していたが、現在はごく一部に限られている。
日時 2023年5月13日(土)午後2時~5時 集合場所 東京メトロ南北線志茂駅改札口午後2時 参加費 500円